中国語を効果的に学ぶ順序

中国語が話せるようになりたい!と決意して学び始める際に、まず、あなたは発音をある程度少し学び、次の段階で単語を一生懸命ガリガリ暗記しようとしてはいませんか?

もったいない!ちょっと待ってください!

独学の場合ですが、初めに一冊中国語の入門編の本を手に取ると思います。どの入門編の本も似たり寄ったりですが、始めのほうのページは、中国語とは何か?との説明から始まり、次に中国語の発音が約3~4ページに渡り説明してあります。CDや音声ダウンロードで音声を聞いて学ぶようになっています。

その段階で、中国語の上がり下がりのイントネーション(四声)や母音・子音(ピンイン)の一個一個の音を聞いて真似して発音して、出来た感覚になるのですが、ここで問題発生です。

ホントの話を言います!

耳が痛いかもしれませんが、実際ではこの約3~4ぺージの独学での発音練習では、正しい発音ができるようにはなりません。あなた自身が決して悪いのではありませんが、本での独学での盲点になります。

実際、中国語がネイティブレベルの人に、あなたの発音を聞いてもらうと全く正しく発声出来ていないのが現実です。自分では、本の音声どおりに発音しているつもりであっても、音がずれています。これは、ほとんどの独学者に言えることです。
このままずっと学習を続けていくと、必ずいつかは発音につまずき、中国人に伝わらない発音が身についてしまい、コミュニケーションが取れない状態になっていて、中国語は難しいと悩み、挫折するでしょう。

中国人に伝わる発音、コミュニケーションが取れるようにするには・・・

やはり初期の段階で、発音をネイティブレベルの中国語が話せる人に、びっしりと正しく学ばなければなりません。私の経験では、約12時間を費やし正確に正しく学べば、ほとんどの人たちが、中国人とコミュニケーションが取れるような発音を手に入れることができます。人によっては、中国人と間違えられるほどきれいで、正確な発音ができるようになる人もいます。

ここで声を大きくして言います!中国語は発音で決まります!

中国語は、発音が正しく正確にできるようになると、個人的な見解ですが、中国語学習の約30%が完成です(おめでとうございます!)

発音をマスターした次の段階の学習は??

発音をマスターした次の段階の学習は、単語を覚えるのではありません。あなたが中国語で話したい自分にとって密着した日常“あいさつフレーズ”を、覚えるのです。例えば、「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」などです。この段階で、きれいな発音で、あいさつが出来るようになっていることでしょう。

次に、日常的に使えそうな文法をどんどん覚えていきます。その例文の中に出て来る自分がつかえるなと思う単語をここで、一緒に覚えていきます。日頃的に全然使用しない単語、例えば“肉まん”とか“買い物かご”等の普段全くあなたが中国語で使わないような単語は、後回しです。先に覚えるべきは、あなたが日頃よく使うはずの単語です。時間の節約のためです。

そして、中国語がネイティブレベルの人に、聞いてもらったり学習の範囲内での会話の練習をしてみてください。この段階である程度、簡単な日常会話が出来るようになってくるでしょう。

上記の過程を軸として、先ほどの骨組みに学習の肉付けをしていきます。自分の力で中国語で、文章を作ってみてもいいでしょう。言いたいことが中国語で何と言っていいか分からない時は、辞書やネットで知らべて文章を作っていくと、今、自分が必要としている単語や、構文、文法などを同時に覚えることが出来て一挙両得です。

リスニングや会話練習は、やはり耳を慣らすために、中国語がネイティブレベルの人に、手伝ってもらった方が好ましいです。

あなたが、この学習方法をご参考にしていただき、中国語が一早く自分のスキルになることを心から祈っています。